11月22日(土)

●午前8:00頃。目が覚める。物凄く口がニンニク臭い…。トイレへ行き用を足した後テレビをつけぼけ〜っとニュースを見ていると鼻血が出てくる。昨夜のニンニクパワーか。カーテンを開け外を見ると快晴。いい観光日和になりそうだ。

●午前9:00。朝食を食べに外へ。親父が昨夜、明洞で見かけたお粥屋へ行こうというので後を着いて行く。着いて行くのだが一向に着かない。どういう事かと聞けば道を間違えた上に見つからないから適当な店を探していると言う。そういう事は早く言え!適当な所ズンズン進んで引っ掻き回しやがって。多々良勝五郎か己は!とムカッ腹がたつ。何か腹が減り過ぎ、もう韓国式の朝食はどうでも良くなってきて、結局「パリスクロワッサン」というサンドイッチ店に入りモーニングセットを食べる羽目に。まあ旨かったから良かったんだけど…。

●朝食後は明洞のデパートに入り少し買い物。寒いのでマフラーを買う。その際、お馬鹿なバックルのベルトを見かけたのでお土産としてこれも即購入。2階に上がりお袋がお土産のパックや化粧品を買っている間に俺はチープなチョーカー(1つ、150〜250円)を地元の女の子達に混じって4つほど購入。

●今度は眼鏡を作る為、南大門(ナムデムン)市場の近くにあるファッションビル「MESA」に。外扉と中扉の間の所で地元のガキ共がハイパーヨーヨーに興じていて邪魔くさい。外でやれ、外で。ガキはどこいっても邪魔だなあ。地下2階にある眼鏡屋でフレームのデザイン、レンズの色、視力検査を済ませ出来あがるまで市場を廻ったり昼食を取る事にする。
南大門市場は上野のアメ横ぽい雰囲気で、やはりここでも日本語で呼び込みをしまくっている。「本物ソックリ偽物!コピー安いネ!」などと言うが確か今、コピーブランド商品は税関で見つかると没収されるんじゃなかったかなー?
市場で俺と親父がジッポのライターを買おうと1軒の店に入ると店員の兄さんが愛想良く出てきた。しかしその愛想も鬼の様な値切り攻撃に段々消えてきて、当惑の表情となってくる。30分ばかり値切り交渉を続け「2つ買ってもらうから片方を半値近くで売りましょう」という手打ちが店の奥にいたオーナーのおばちゃんにより、なされ、1万2千円の所を7千円で購入。おまけに「ライターオイルもサービスで補充してね。」などとどこまでも厚かましくお願いする鬼の様な俺と親父。
昼食は近くのデパートの食堂フロアで、歩き通しで疲れ始めてきた体を癒すために、疲労回復の薬効が高いといわれるサムゲタンを食べる。鶏1羽丸ごと入っている為に骨を取るのが面倒くさいが旨い。ここでも飯の後に例の甘い飲み物が出た。

●食事を済ませ適当に街をぶらついていると「ロッテ ヤング館」というデパートの前で韓国のヒップホップグループがライブを行っている。当然の事ながら何を歌っているのかは解らんが、意外に韓国語はヒップホップのリズムに合うと思った。見ているうちにお土産の「チョナン カン」のCDを買っておこうと思い立ち、ライブを後にして地下街へ入りCDショップへ。店のお兄さんに「チョナン カン CD ジュセヨ。(草薙剛のCDください)」と憶えたての韓国語で話すと棚から取り出してきてくれた。「プレゼント?」と聞かれたので「ネー(はい)」と答えラッピングしてもらった。ちなみに値段は700円也。免税店でも売っているがこちらは1500円、市内は半値で売っているのでこっちの方がお得。
ロッテのデパ地下に場所を移し、お土産を物色。友人へのお土産で酒、チョコ、チャンジャを買い、ついでに喉が乾いたのでソフトクリームを買って食べる。コクがあって非常に旨い。…何か食い物のことばかり書いてますか?俺。
土産も買いホテルに戻り、梱包作業の後休憩。テレビを付けると「スラムダンク」をやっていた。ミッチーがぶっ倒れていたので陵南戦のラストか、しかし吹き替えされている花道の声質が気味悪いほど草尾毅に似ている…。キャラの名前は全く聞き取れず、かろうじて仙道は「センドン」と言う事が判明したぐらい。

●午後5:00。夕食を食べに明洞へ出かける。少々疲れて、良い店を探すのも面倒になったので大通りに面した店に入り、プルコギ1人前、カルビ1人前、ビール2本を注文して食事を済ませる。この店では例の甘い飲み物は出なかった。そしておあいそ、5100円也。見事日本人向けボッタクリ値、そういえば昨夜と違い注文表にオーダーを書いていなかった、畜生め。
ボッタクられてむかつきつつ街中をブラブラ歩いていると土曜日の夜なので人が多くにぎわっている、よくよく見ると眼鏡の子が結構いる。しかも可愛い。この国は受験勉強がお盛んで、整形も当たり前なので可愛い眼鏡っ娘が結構いるのも頷ける、ひょっとすると眼鏡っ娘好きの約束の地やも知れぬ。
そんな馬鹿な事を思いつつ明洞のミリオレに行く。親父がパチモンのブランドバッグを見ている間、シルバーアクセの店へ。何か1日目と行動同じだなあ。
店のお姉さんは俺を見るや否や「あなた、日本人でスネ〜。」と言ってきた。「なんで解ったの?」と聞くと俺が被っていたニットキャップの「PIKO」のロゴで解ったとの事。まだこちらでは本物もパチモンも流通していないのだそうだ。「へぇ〜」と明日使える無駄知識を入手。
品物を見せてもらっていると、エンジェルハートリングのコピーを発見したのでコレ幾ら?と聞くと1万円という。本物は8万円するのでコピー買っちゃうのも手だろう、でも1万円は出せない。そこで値切り交渉をして7000円で買う事に。「おまけしたから、私のお店宣伝してクダサイネー。」と名刺をもらったので宣伝しておこう。
親父の所に戻るとまだ店の人間と話している。見ているとよくよく見るとパチモンとばれるデザインが面白い。なかなか親父が買わないので店員が「わかりました、本物出しまショー!」と半ばヤケクソ気味でグッチのバッグを取り出してきた。「コレは本物かもしれんなあ」と親父が手に取ると店員もほっとした様子、しかしやはりパチモンだったのだ。これは店員も知らなかったらしく親父が説明すると「え?」といい親父の指摘した個所を食い入る様に見つめて黙りこくって固まってしまった。結局何も買わず店を後にする親父、はっきり言って本当に疫病神だ。「なんで買いもしねぇくせにあそこまで粘るんだよ。」と聞くと「ああ言うのをからかうのが面白いんだ。」と答える親父。この男の初期海原雄山の底意地の悪さ、絶対命取りになると思うので「あんまりそんな事してっと後から刺されるからやめとけ。」と一応忠告しておいた、そういうのは一緒にいるこっちも居心地悪いし。

●ミリオレからの帰り道、本屋に入り「ラブやん」と「吼えろペン」のハングル版をお土産に買う。韓国のマンガも探したが見当たらずちょっとガックリしているとマンガコーナーに「ラグナロクオンライン」のバッグを持った韓国オタップルが入ってきて、日本マンガを物色し始めた。男の方はかなり地味なタイプだが女の子は可愛い、はっきり言って大変羨ましい…。その女の子は「最遊記」を買っていった。
因みにいろいろとエロ方面の規制が厳しいお国、韓国では「BASTARD!」は19禁コーナーに「軍鶏」などと一緒に並んでいた。では「ラブやん」のカズフサ初登場シーンの「ちんこ握ったまんま」はどうなっているのだろうと思い、本を見ると効果音の書き文字で上手く隠されていた。あとG行為は○○とか伏字に。でもこのマンガに出てくる「12人の妹萌え」だの「メイドロボ萌え」といったカズフサの「萌えオタ発言」というか思想は韓国の人にもちゃんと通じるんだろうか?

●ホテルに戻り風呂に入る。その後、椅子で「マリみて」を読んでいる内に、つい眠りこけてしまう。
祥子様のお母様はやはり萌えるなあ。

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